我が家でネントレを始めるにあたって、参考にした本があります。
それは、夜泣き専門保育士の清水悦子さん著作『赤ちゃんにもママにも優しい安眠ガイド』です。
他にもいくつかのネントレについての参考書や育児書があったのですが、口コミの評価や15万部を突破した実績を見て、これだ!と思い即購入。
この本には、添い寝をしている我が家でも実践できる方法や安眠スケジュールなどが書かれており、とても参考になりました。
書いてあることを全て実践することはできませんでしたが、いくつか実践するだけでたった2週間で抱っこでしか寝なかった息子の寝かしつけが楽になり、8時間以上起きることなく寝てくれるようになりました!
https://parakeetmama.com/sleep-training-method-twomonths/236/
今回は、『赤ちゃんにもママにも優しい安眠ガイド』に書かれているコツやポイントについて紹介します!
目次
『ネントレ』とは
ネントレとは『ねんねトレーニング』の略で、赤ちゃんが抱っこや授乳などで寝るのではなく、自分で眠りにつけるようにするトレーニングです。
・長時間の抱っこでの寝かしつけがつらい
・背中スイッチですぐ起きてしまう
・夜中に赤ちゃんが起きてしまう度に抱っこや授乳で寝かしつけをしていて寝不足になっている
・夜泣きが続いている
・赤ちゃんが寝た後に自分の時間が欲しい
そんな悩みを持たれてる方は、ネントレをやってみる価値があると思います!
寝不足を解消したい!
でも何から始めれば良いかわからない!
そんな方には、我が家がお世話になった『赤ちゃんにもママにも優しい安眠ガイド』をまず読むことをおすすめします!
夜泣きをする原因
体内時計が24.5時間
人の体内時計は、実は24.5時間でリズムを刻んでいるようです。
大人の体内時計は、朝起きて夜に寝るというリズムができていますが、生まれたばかりの赤ちゃんには昼夜の区別がなく、24.5時間のままのリズムで寝たり起きたりの生活を繰り返すのでどんどんと地球時間(24時間)との差が大きくなって昼夜逆転を起こすとのこと。
赤ちゃんの体内時計は生後1ヶ月頃から働き始めるそうで、上手に練習ができた赤ちゃんは生後3ヶ月頃までに地球時間に合わせることができるようになって、昼と夜の区別がつくようになるようです。
しっかりと昼と夜の区別をつけるためには、『朝と昼は明るくにぎやかに、夜は暗く静かに』という生活をすること。
夜泣きの改善には、体内時計がうまく働いてくれるように生活リズムを整えることが基本です。
寝かしつけの習慣が不適切
寝かしつけの習慣によっても、夜泣きを引き起こすようです。
抱っこ、テレビ、授乳などの不適切な寝かしつけが習慣になっていると、寝る時間になってもしっかり寝つくことができなかったり、夜中に目覚めてしまった時にもその条件がないと寝つくことができなかったりします。
赤ちゃんは生後7ヶ月頃から1歳頃までは寝かしつけのこだわりが強くなるようなので、それまでに寝かしつけの習慣を見直してみましょう。
眠りが浅い
赤ちゃんの眠りは、大人よりかなり浅いらしいです。
人は寝ている間、レム睡眠(浅い眠り)とノンレム睡眠(深い睡眠)を繰り返しています。
大人の場合は、約100分ごとに浅い睡眠がきますが、赤ちゃんは約50分ごとに浅い睡眠がくるので、すぐに起きてしまうことがあるようです。
つまり、赤ちゃんが夜中に何度も起きてしまうのは自然なこと。
「仕方ないことなんだ」と割り切ることも必要みたいですね…。
赤ちゃんの眠りを改善する3つのステップ
ステップ①朝は7時までに起こす
朝は7時までに赤ちゃんを起こしましょう。
生活リズムを整えるコツは、朝起きる時間にかかっているようです。
まず、7時になったらカーテンを開けて太陽の光を部屋にいれるか、部屋の電気をつけます。
赤ちゃんが目を開けて周囲を確認する様子が見られたら、抱っこやオムツ替えや着替えをします。
顔をふく、着替えるなどの朝の決まった習慣が昼と夜の差をわかりやすくしてくれるようです。
でもできる限り毎日同じ時間帯(8時半頃)に起きるようにしていました。
毎日8時半頃に起こして明るいリビングに連れていく、ということを朝の決まった習慣にしていました。
ステップ②お昼寝の時間を調整して、日中は活動的に過ごす
お昼寝の時間を『朝寝』『昼寝』『夕寝』の3つに分かれているのをイメージして生活しましょう。
基本的には、
【朝寝】
9時頃から約30分~1時間
(1歳頃から徐々になくす)
【昼寝】
12時頃から約2時間~2時間30分
(4歳頃から徐々にしなくなる)
【夕寝】
17持頃までで約30分~1時間
(生後5か月頃から徐々になくす)
を目安に寝る時間を調整する必要があるようです。
そして、午前中は散歩や外遊びなどをして、太陽の光を浴びて活動的に過ごしましょう。
太陽の光は、夜に強い眠気を起こすホルモンの分泌を高めるようです。
ですが、積極的に散歩へ行ったり昼は明るい部屋で体を動かしてあげたりして活動的に過ごすようにしていました。
ステップ③寝る前30分のイチャイチャタイムを作る
夜20時までに寝かせることを目標にして、寝る前の30分間(19時半~)はママパパと赤ちゃんのイチャイチャタイムにしましょう。
イチャイチャタイムとは、部屋の明かりを薄暗くして、テレビや携帯はなしでしっかりと赤ちゃんと向き合う時間です。
授乳中の赤ちゃんはその時間におっぱいやミルクを、卒乳した子は絵本などの静かな遊びをしてみると良いようです。
薄暗い中で過ごすことで眠気を起こすホルモンを分泌し、イチャイチャタイムを設けることで赤ちゃんとの絆を深め、日中の興奮を鎮める役割があるとのことです。
寝かしつけの習慣を変える
赤ちゃんは生まれてからすぐ、無意識にママパパが始めた寝かしつけんの方法を安心して眠るための条件として覚えていくようです。
その結果、赤ちゃんは安心して眠ることができるように毎日同じ寝かしつけを強く望むようになり、夜中起きた時も同じ寝かしつけを求めて泣くとのこと。
「いつもの寝かしつけの習慣」を求めるのは4歳くらいまで続くこともあるようです。
もし今の寝かしつけがとても苦痛で、それによって育児を楽しめないようなら一度寝かしつけの方法を変えることを考える必要があります。
寝かしつけの習慣を変えるのは、まだ赤ちゃんのこだわりが少ない低月齢のうちの方が良いそうですが、どの月齢の子でも寝かしつけの習慣を変えることができるので諦めないことが大切です。
新しい寝かしつけの方法を考える時、『赤ちゃんは安心・ママパパは楽』な寝かしつけの方法にしましょう。
ただ、突然変えるのではなく、しっかりと生活リズムが整ってから変えることが鉄則です。
その方がスムーズに寝かしつけの習慣を変えることができます。
赤ちゃんの抵抗を減らす秘訣
寝かしつけの方法を変えようとすると、赤ちゃんが今までの寝かしつけを求めて強く泣いてしまいますよね。
その泣く時間を最小限にする秘訣があります。
①寝かしつけの習慣を変えることを声に出して赤ちゃんに伝える
②お昼寝からスパッと新しい方法に変える
③新しい寝かしつけを実践したら、1週間は絶対に今までの方法に戻らない
④この1週間は今まで以上にスキンシップや日中の運動を心がける
⑤少しでも慣れてきたら「ありがとう」と伝える
赤ちゃんは順応性が高いので、2~3回繰り返すと「これからはこうやって寝るんだ」と理解していくようです。
ママパパの強い意志が大切
寝かしつけを変えると、慣れ親しんだ方法での寝かしつけを求めて赤ちゃんは強く泣きます。
ずっと大きな泣き声を聞いていると、つらくなってやっぱり今までの方法で寝かしつけようとしてしまいますよね…。
ですが、ママパパがかわいそうに思い諦めて前の方法に戻してしまうことが、新しい習慣を定着させない大きな原因になるようです。
今までの方法→新しい方法→今までの方法→新しい方法…と気持ちがぐらついて、寝かしつけの方法を色々変えたりすると赤ちゃんは自分がどう眠りにつけばいいかわからなくなり、逆に混乱して泣き続けてしまうそうです。
『強い意志を持って徹底的にする』ことが新しい方法を早く習慣にできるコツです。
最後に
今回、清水悦子さん著作『赤ちゃんにもママにも優しい安眠ガイド』に書かれているコツやポイントを紹介しました。
まだまだこの記事には書き切れていない役に立つ情報やネントレのコツ、寝かしつけの大切なポイントなどが本にはどっさり書かれています。
この本のおかげで私の息子は生後2ヶ月半で寝かしつけがとても楽になり、夜8時間以上寝るようになりました。
(その分ミルクを上げる回数が減って少し焦りましたが、体重は問題なく増えていたので大丈夫でした!)
ネントレをする、しないに関わらず、子育てをする上で読んでおいて良かったと思える本でした。
・息子の気持ちを少し理解できるようになった
・自分の生活習慣も見直すきっかけになった
・息子への愛情が深くなった
・息子が機嫌の良い時間が増えた
・私も息子も笑顔が増えた
この本に出会えて心から良かったです!
毎日の寝かしつけがつらい方や寝不足でしんどい方、夜泣きに困っている方、笑顔が減ってい悩んでいる方、すべてのママパパに読んでいただきたいです。
本当におすすめの本なので、是非読んでみてください!