就職活動

元採用担当が語る!就職活動中にやっていて良かったこととやれば良かったこと

学生さんにとって未知で正解がわからない就職活動。

私も大学時代、就職活動をするにあたってまず何から始めれば良いのか、どう進めれば良いのか、何が正解なのかわからなくて不安だった記憶があります。

本屋に行って就職活動に関する本を探して買ってみたり、先輩に話を聞いてみたり、ネットで調べてみたり…

でも、実際に履歴書やエントリーシートを書き始めたり面接の場になったりすると、これで良いのか不安になったり、周りの就職活動生と比べてしまったり…

とにかく就職先を見つけるために、悩んで試行錯誤しながら就職活動を行う日々でした。

そして、もらった内定。

自分の何が良かったのかわからないまま、内定をもらい、その会社を就職しました。

その会社で新卒採用担当になった時、採用担当や会社からの目線で就職活動生を見るようになり、なぜ自分が内定を得ることができたのかわかった気がしました。

この記事では、自分が採用担当になったからわかった、就職活動中にやっていて良かったこととやれば良かったことを紹介します。

就職活動でやっていて良かったこと

 

笑顔と挨拶を絶やさない

 

えっ、そんなこと?!やってる、やってる!と思いましたか?

確かに、笑顔と挨拶は簡単にできることですよね。

ですが、意外と就職活動の場になると、緊張や慣れない場所(会社)で表情が硬くなって、恥ずかしさで笑顔がなくなって挨拶がしっかりできなくなる学生さんが多いのが実態です。

もちろん、緊張をしてはいけない、ということではありません。

就職活動の場では、「笑顔を絶やさずに、目を見て挨拶すること」を特に意識をすることが大事です。

採用担当や面接官も人間です。

自分が話しかけた相手が笑顔で挨拶をしてくれる方、笑顔がなく挨拶をしっかりしてくれない方、間違いなく前者の方が印象が良いですよね。

実は、この「笑顔と挨拶を絶やさない」ことをできている学生さんは、私が面接をしてきた中で約半数くらいでした。

日々の生活の中では簡単な「笑顔」と「挨拶」だからこそ、特別な場では普段のことができなくなってしまいがちです。

是非、「笑顔と挨拶」を意識しながら就職活動に挑んでみてください。

 

他己分析を行う

 

就職活動ではよく聞く「自己分析」(自分を知ること、探ること)。

「他己分析」とは、その反対の意味を持ち、他人の客観的な視点から自分を知ることです。

自己分析を行って自分の人間性、価値観、性格を分析した後、それで終了していませんか?

自己分析を行った後(前でも良いです)は、他己分析を行いましょう。
自己分析・他己分析を行うタイミングは、いつでも良いですが、業界・職種・企業選びを行う前がベストです。

 

就職活動をしている時、私は自分の親に「自分はどんな子だった?」「自分はどんな風に育ってきたの?」と聞いてみました。

すると、自分が気付かなかった自分の強みや弱みを知ることができたんです。

友達なら「自分の第一印象どうだった?」「自分はどんな性格だと思う?」と聞いてみましょう。
または、自己分析の結果を家族や友達に話してみて、「違うと思う部分」「もっとこうだと思う部分」を聞いてみましょう。

第三者から言われたことによって、意外と自分が気付かなかった自分の性格や、自分が普段周りからどう見られているのかがわかります。

 

私が面接官をしていた時、「私は明るくコミュニケーション能力が高いことが長所です」と自己PRをしてくれた方が多かったですが、その中には「本当にそうかな…?そんな風には見えないけどなぁ…」と思える学生さんもいらっしゃいました。(すみません…)

他にも色々な自己PRがありましたが、第一印象やその後の印象でも、残念ながらその自己PRがその方に当てはまっていると思えなかった学生さんもいらっしゃいました…

 

誰でも強みを持っています。
自己分析で気付かなかった自分の強みが他己分析によって知ることができるかもしれません。

自己分析によって、自分はこういう人間でこれが長所でこれが短所だ!と決め付けて終わるのではなく、しっかり第三者目線の自分を知ることで、自分が思う自分と周囲が思う自分の差をなくしていくことができます。

その差をなくして、より自分を深く知り、自分に合った業界、職種、企業を見つけて、面接を乗り切りましょう。

 

目を見てわかりやすく話す

 

素晴らしい経歴、スキル、研究内容などは、それぞれ自分をアピールする材料になると思います。

その素晴らしい材料を、上手に料理してあげる必要があります。

それは「目を見てわかりやすく話す」ことです。

どれだけ素晴らしい実績を持っていても、それを相手に伝えられなければ意味がありません。

 

特に理系の学生さんだと、面接で自分の研究内容をアピールすることが多いかと思います。
自分が毎日携わっている研究内容なので、専門用語を使ってある程度の説明で伝わるかと思ってしまいがちですが、相手の採用担当や面接官はその研究の専門家でもありませんし、元理系の採用担当・面接官とは限りません。

大事なことは、「どんな相手に対しても、自分が伝えたいことを誰が聞いてもわかるように伝えること」です。

 

営業職種を目指している学生さんなら、取引先やお客様に自分の会社の商品をわかりやすく伝えることが大事となってきます。

営業職種は、「自分が伝えたいことを熱意を持ってわかりやすく話すこと」が大事です。

 

そして、「目を見て話す」

目が下や横に向きながら話している方を想像してください。

下を向いていれば、自信がなさそうに見えます。

横を向いていれば、目が泳いで嘘の話のように聞こえます。

例え輝かしい経歴やスキルを持っていなかったとしても、ただ「目を見てわかりやすく話す」ことができている学生さんは、評価が高くなります。

是非、「目を見てわかりやすく話す」ことを意識して、面接に挑んでみてください。

 

採用担当に顔を覚えてもらう

 

これは少し難しいことかもしれません。

たくさんの学生さんがいる中で、どうやったら自分のことを覚えてもらうことができるのかわからないですよね。

 

私は、就職活動中これを意識していた訳ではありません。

むしろ、自分から質問をしたり、目に入ってもらうように何かをしようとする性格ではなかったのです。

ですが、ある会社の企業説明会に行った際に前で話していた採用担当の話し方や人柄にとても惹かれて、一次面接の時に志望理由として「採用担当の方に惹かれました」と正直に話しました。

その一次面接にはその採用担当の方が面接官としていらっしゃったのですが、帰り際にその採用担当の方から「嬉しかったです」と話しかけられました。

しっかりと話しかけられたのは初めてだったので、とても嬉しくて、その時その会社に対しての質問をしたり就職活動についてのアドバイスをいただいたりしました。

そして、その会社から内定をもらい、そこで働くこととなりました。

 

採用担当も人間なので、どうしても印象に残った学生さんの顔と名前は頭に残ります。

採用担当だけが面接の合否や内定を決める訳ではありませんが、採用試験の合否を決める際、採用担当が「この学生さんはこの点が長所で会社に入っても頑張ってくれるはずだ」と印象に残った学生さんを他の面接官や役員などに勧めることもあるのです。

たくさんの就職活動生が周りにいる中、採用担当に顔と名前を覚えてもらうことは難しいかもしれませんが、採用担当を味方につけることによって少し有利に就職活動を進めてみましょう!

やれば良かったこと

 

その業界の競合他社について調べる

 

第一希望の会社があるとします。

もちろんその会社に入るために、その業界とその会社についての研究を深めますよね。

その際に見落としがちなのが、「競合他社を調べる」ことです。

採用担当や面接官からすると、「競合他社ではなく、なぜうちの会社を第一希望にしてくれてるんだろう」と嬉しいながらも気になるところです。

その会社にあって競合他社にはない強みや弱み、これらを知っていることで、その質問に対して有利に答えることができます。

ですが、難しい技術や商品について知る必要はありません。

どんな福利厚生があるのか、自分がやりたい職種を採用しているのか、女性活躍を推進しているのか、など自分がこだわって大事にしている部分がどう違うのか、ということを知っていれば良いのです。

 

私は就職活動中に、業界を絞れてなかった(笑)こともありますが、競合他社のことなんて調べていませんでした。

その会社の魅力的なことだけ話せるようになろう、と考えていたので他社のことを調べる気にはならなかったのです。

ですが、採用担当や面接官が聞きたかったのは、自社の魅力的なところだけではなく、「学生さん自身が競合他社をしっかり見て調べて、自社と他社を比べてみた結果として、志望度が上がったこと」だったのだと採用担当になってみて気付きました。

 

また、それだけではなく競合他社を調べることによって更に視野が広くなって、採用試験を受けたいと思える会社や、より自分に合った会社と出会うことができるかもしれません。

第一志望の会社とだいたい同じ規模で同じ地域内にある競合他社を是非調べてみてください。

 

質疑応答の時間に質問をする

 

企業説明会や面接の際、最後に必ず質疑応答の時間があります。

その時、出来る限り質問をするようにしましょう。

企業説明会の場合、大人数の学生さんが周りにいるので、恥ずかしかったり、こんな質問を聞いていいのかわからなかったりして、手を挙げて質問することに億劫になってしまいますよね。

面接の場合は、個人面接でも集団面接でも、質問を考えていなかった時に突如来る質疑応答の時間に戸惑ってしまうかもしれません。

ですが、採用担当や面接官は、質疑応答の時間に質問をしてくれた学生さんの顔と名前をしっかり覚えようとします。

何故かというと、質問をしてくれた学生さんを志望度が高く意欲のある方だと(そうではなかったとしても)認識するからです。

 

上でもお伝えした通り、採用担当に顔と名前を憶えてもらうことは、就職活動を有利に進めることができるのです。

私は就職活動中、面接の時は事前に質問を準備していたので問題なく質問することができましたが、企業説明会の時は大人数の前で質問をすることが恥ずかしくて質問できませんでした。

今思うと、勇気を出してたった一つ質問をするだけで、自分の就職活動を有利に進めることができたかもしれないのに、その可能性を自分で潰していたんだなと反省しています。

 

ちなみに、質疑応答の際はどんな質問でも構いません。

「残業時間は平均何時間ですか」でも「新入社員は有休を何日間もられますか」でもなんでもOKです。

聞いてはいけない質問はありません。

(場合によっては印象を下げる質問もありますが…)

もし、質問が思いつかなければ感想でも構いません。

質疑応答の時間に何もできなかった際は、企業説明会や面接が終わった後に個別に質問をしても大丈夫です。

個別に質問する際は、大学名と名前を最初に述べると良いです。

ただその際に、他にたくさんの学生さんが個別に質問をしていると、会場の時間や業務の都合上、長くは時間を取れないので採用担当がしっかりと対応できるかはわかりません。

質疑応答の時間を有効的に使ってみましょう。

 

まとめ

 

今回、私が就職活動をしていた時にやっていて良かったこととやれば良かったことを採用担当からの目線で紹介しました。

まとめると…

やっていて良かったこと

 ・笑顔と挨拶を絶やさない

 ・他己分析を行う

 ・目を見てわかりやすく話す

 ・採用担当に顔を覚えてもらう

やれば良かったこと

 ・その業界の競合他社について調べる

 ・質疑応答の時間に質問をする

 

「既にできているよ!」という方もいらっしゃるかもしれませんが、「採用担当も人間である」ということだけは忘れないでください!

就職活動に正解はないので、お伝えしたことをやっても必ず合格したり内定をもらえたりする訳ではないかもしれませんが、少しでも就職活動を有利に進めることができたら嬉しいです。

 

今回の記事ではまだまだほんの一部しか就職活動のコツを紹介できていませんが、ぜひ紹介したことを試してみてください。

みなさんの就職活動を心より応援しています!